「今、ここ」の意識になる

ロミロミを受けているとき、

どんな意識になるでしょう。

おそらく最上の状態は、考えるというよりは、
完全に「今、ここ」を味わって感じていること。

今、聴こえている音。今、施術を受けている手。
今、感じている香り。

 

一瞬一瞬の今の繋がりが流れていく時間のように感じます。

そういう時間は何も考えずにただ気持ちがいいものです。

一つ一つの今と自分自身が完全に通じているような、
リラックスしながら、

体と心が喜んでいる時間。

「今」を感じ、「今」に在るということは、思考から離れているということです。

なぜなら、思考というのはいつも
「過去」のことか「未来」のことのどちらかだからです。

 

私たちは、どうしても思考します。
やってしまったこと、過ぎてしまったことにとらわれます。

 

「あちゃー、間違っちゃった、やば!」
「うわ〜、こんなことやっちゃった、恥ずかしい。」
「まずい、立て直さなきゃ、どうしよう・・・」
「よしよし、今のはいいぞ、この調子!」

 

そして、まだ来ないこの先のことも先回りします。

「次、どうするどうする。どうしたらいいの・・」
「無理かも。やっぱ無理かも。」
「よしっ、次こそうまくやんなきゃ」

そんな時、私たちは「今」にいない。
過去に心を残し、未来に心揺れる。

 

それはすべて「思考」の中だけで起こっていること。

 

思考の中にいる時、私たちは
後悔、恥、焦り、失敗感、自責 などに足をとられ
心配、不安、身構え、緊張、重圧 などにさいなまれる。

 

そういう時の私たちにとって
「たいへんなこと」「えらいこっちゃ」になっています。

でも、それは生きているならとっても当たり前のことです。

昔から東洋の思想や禅の世界では、
「今、ここ」を生きる
ということを一生懸命言っていました。

そこに最大の価値があるからかもしれませんね。

 

つい「過去」と「未来」でバタバタしている自分に気づき、
「今、感じていること」に戻ってくる。

 

ロミロミを受ける時間は、そんな時間でもあると思います。

 


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